ALANの使い方については前の「ハローのその先へ」を見てください。ここでは、まず商品の品名と単価を入力するデータを作成します。次に販売のデータを作成しますが、まず商品へのリンクを最初の項目とします。次に個数のデータを入力するための数値項目を設定します。最後に計算項目として金額=[単価@商品]*[個数]として入力します。リンク先のデータに直接アクセスできるのがSの強みです。

 

次の例は、できあがりが最初の「Sのプログラミング」でamt.zipとして提供しているファイルの中のsales.amtを読み込ませると出てきます。amtファイルは単なるテキストファイルですのでメモ帳などで読めます。ファイルタイプをすべて(*.*)とし、文字コードはUTF16LEにしてください。

次に商品を選択するためのテーブルを設定します。表示する項目としてItem([品名])として設定し、選択機能を付加するために { Choice } というオプションを付けます。

次に「お買い上げ」という文字をクリックすると販売データに追加される機能を設定します。

最後に販売データを表示するテーブルを設定します。表示したい項目を順に書き込みます。

実行モードに移ります。商品を選択して「お買い上げ」ボタンをクリックして個数入力をします。

すると次のように表示されます。単価×個数=金額になっています。

同様にしてほかの商品も入力します。

ここまでの作業がSでは簡単にできました。しかし本番はこれからです。請求書を作成するには顧客データも必要ですし、消費税を計算するには課税・軽減・非課税の区分が必要です。その前に、まずはSとALANに慣れていただくために子どものゲームで肩慣らしをしたいと思います。