ミーティングを成功させるのは文系の仕事と言えそうです。そこにsin,cosが役に立つのです。というのは、四角形を斜めにして表示するにはsin,cosが必要だからです。会議室らしく四角形にレイアウトすると自由活発なディスカッションには不向きになります。そこで、長机を丸く囲んで円卓を作ります。真ん中にある小机には試作品を置いてみんなで意見を出し合うということです。
要するに、文系の皆さんの中にはsin,cosなんて何の役に立つんだとおっしゃる方もいらっしゃるようなので、いやいや文系の方にとっても大変に有益な使い方があるのだよと言いたかったのです。
シミュレーションという手法もどちらかというと理系のものです。それを会議室という文系の舞台に持ち込みます。実際の会議室で実際の長机を移動させると手間も時間もかかりますし、場合によっては当日まで使えないこともあります。それよりもパソコンの中で自由に動かしてアイデアを練っておけば本番ではスムースに場面転換ができるでしょう。ミーティングの途中で無駄な待ち時間が入っては気分も台無しですからね。そういうわけで、文系と理系の融合というお話です。
上部にある長机を出す・小机を出す・椅子を出すのいずれかをクリックすると入力モードになり、クリックした場所に置かれます。片づけるを選択してからクリックすると消去できます。回転するにはマウスのホイールを回します。位置の微調整にはマウスでポイントした状態で矢印キーを押します。
上の例は全体ミーティングのレイアウトです。分かれて話し合いというときには次のようにします。ここでは小机に工作の材料を置いて皆で試作しながら話し合うこともできます。
少々の機能追加をしましたのでアップしておきます。デフォルトでは回転角度は10度ずつですが、シフトを押しながらだと1度刻みになるとか、机のない所でホイールを回すと全体をスクロールするとか、プリンタへの出力のサポートとかです。データの保存ということもありますが、フォーマットをどうするかなとかありますので、未着手です。ついでに、作例をもう一つ作ってみました。まあ、別に保存するほどの内容でもないようだし。
ところで、デジタルの図形は90度単位での回転は簡単ですが、任意の角度での回転となると容易ではありません。おなじみのペイントでも、90度単位しか対応していません。そこで、sin,cosを使えば実現できますと言いたかったという話です。